12月
先月半ばに始めたウォーキングは順調に進展中。
昨日は、まず能勢街道が大きな道路の開設によって分断された地へ。
上の写真の左手で、車が走って見えているのが中央環状線。
下の写真は、その中環を北へ超えた、阪大キャンパス横っちょのひっそりした地。
「首なし地蔵」「北谷の井戸」は能勢街道の道しるべ的ポイントだけれど、中央環状という大きな道路の開設で、ここの部分、能勢街道は分断され、ここに古くからあった北谷集落も住民立ち退きで消滅となったそうだ。70年万博の頃のこと。弘法大師がここを掘れと言ったという北谷の井戸は、住民の残した道祖神などとともに写真のように残されている。歴史的な価値を感じてのことだろうか?しかしとくに説明板もなく、不思議な光景だ。利用は不可能だろうが井戸の水はすっかり枯れてはいない模様。
おそらく前近代から代々住んできたのであっただろう北谷集落の人らは、その後またふとここを訪れてみたりしただろうか。いや来てももうなにもないからそれは無理か。どこと意識もせずに中環を走りすぎたりはしていたかもしれない。
このあと、日曜の阪大キャンパスを抜けて石橋へ。キャンパスの銀杏は少し散り初めだったけれど、枝が生き生き自由ですてきだ。
石橋から新能勢街道を下って帰宅。この部分で能勢街道は旧と新とあるが、新のほうは明治になってからできたもののようだ。旧の刀根山の山道が険しすぎたためらしい。