こぐらす日記

ここは思いついたことをただ呟くところで話バラバラ気分次第

紅葉じゃなくて黄葉の話

 あんまり辞書にも載っていないから黄葉という言葉はほんとにあるのかどうかやや疑問だけれど、銀杏の話なので、黄葉で。

 

 大阪で、銀杏いえば御堂筋、御堂筋といえば銀杏。秋にはたっぷり色づいた黄葉で一面が染まる光景だった←過去形!

 いつからなのだろう? 銀杏の枝がたくさん切り落とされて、黄色い葉がスカスカな光景になってしまっている。そして夜にはライトアップとのことで木々は電線だらけで、なんだかとっても悲惨だ。

 

 そういえば、銀杏の落葉やギンナンの落下がすごすぎて清掃が大変であり、くさい、なんとかしないと、といったような話題がかつてあったような記憶がある。その対策が進んだ結果の、この、こんにちの姿なのだろうか? 残念。

 

 御堂筋沿いに通学する中学に通った。

 空も舗装も風に舞う黄色い銀杏の葉で、もさもさふわふわいっぱいな、秋の御堂筋の景色はいつまでも心に残りよみがえる。その風景の中を、文化鑑賞だとかで、コンサートなどに並んで行ったりもした。銀杏の、あたりいちめん黄色い葉で染まる光景はとても素晴らしいものだ。その下を黄色い落葉を踏みながら歩く。樹木が少ないといわれる大阪で、心強く誇れる景色だった。

 

 ところで、これもいつからなのか、なにわ筋も銀杏並木になっていて、もしかしたら、いまではそちらのほうが見栄えがするかもしれない。

 しかし、そもそも、御堂筋が銀杏ならば、なにわ筋はナンキンハゼにするとか、道ごとの個性を出そうとか考えないかなあ、と思ったりもするし、御堂筋の悲惨さにはなにしろ心が痛むのだ。残念。

 

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日銀前銀杏2019

並木は悲惨ながら、日銀前の銀杏は堂々迫力。