スコセッシはとても苦手な監督。でも、デニーロとアルの共演というだけで、どんな映画であろうと行って後悔はしないだろう、と思ってでかけた。
これ独自で面白い映画なのかどうかはよくわからないけれど、これまで何十年、上映リアルタイムで見てきたさまざまな映画の時間が懐かしくなってくる感じはある。すごく玄人ウケしそうなのは確か。私としては、あまりにもアルパシーノまるだしなアルが面白くて笑った。そこって、もしかして、スコセッシのブラックなユーモア? デニーロとのやりとりも、けっこう多くて、ファンサービス?と。
ふたりとも、いろんな役を演じてきたけれど、今にして思うと、性格面でもいろんな性向の人になりきり演技派だったデニーロに対して、アルパシーノはいつでもなに演じてもアルパシーノだっていうタイプの俳優だったなあと思う。あのいつ気がふれるかわかんないような目。
客の年齢層かなり高かった。