こぐらす日記

ここは思いついたことをただ呟くところで話バラバラ気分次第

映画やドラマや稀に実演

「ドライブ・マイ・カー」やはり観てしまった

原作と映画は別物ということは、わかっているつもりなので、あれちゃう、これちゃう、と、あまり言う気はないのだが、ひとつだけ我慢ならないのは、あの妻の不倫問題が、つまらない相手とのつまらない関係に描かれていたことだ。そしてそのつまらない彼女彼…

人間浄瑠璃 森村泰昌×桐竹勘十郎

森村泰昌×桐竹勘十郎 人間浄瑠璃「新・鏡影綺譚」 | 大阪市ー なにかになる美術家モリムラが、文楽人形になって、桐竹勘十郎がそれを操る、という、「なんじゃそれ?」な公演の千穐楽に行ってきた。モリムラの作品は、ほぼいつでも「なんじゃそれ?」なので…

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』 を観た

聖職者の性的虐待を告発する映画。数人の被害者とその人生生活を群像劇的に語りつつ、彼らが訴訟を実現していく時間経過の中でのそれぞれの葛藤を描く。また、その際の彼ら同士の心の出会いが良い感じで、シリアステーマながら物語が重くならないバランスを…

「アイネクライネナハトムジーク」映画

映画「アイネクライネナハトムジーク」を観たとき、詩人田村隆一の70年代頃の言葉を思い出した。エッセイだったのか対話だったのか、思い出せなくて正確には言えないが、だいたいのところ「今の平和を満足して安心してはいけない。私たちの次のその次の世代…

「東京干潟」を観た。日本映画専門CHA

東京の干潟でシジミを採って猫たちと暮らすおじさんのドキュメンタリ おじさん(&猫たち)の尊厳ある人生を映す在り方に共感した 同時に東京オリンピックのために変わらされていく干潟の姿を示す バブルの時とおんなじことになるよと元は建設業者だったおじ…

「泣き虫しょったんの奇跡」wowow

たまたまスイッチを入れたらWOWOWになっていて、たまたま始まったところだった「泣き虫しょったんの奇跡」を、たまたまなのだがそのまま最後までみた。 素直にシンプルにものがたりな映画だけれど、俳優の演技と存在感が素晴らしすぎた。だって、主人公が出…

「素敵なダイナマイトスキャンダル」

「素敵なダイナマイトスキャンダル」 は、白夜書房編集者だった末井昭著作の映画化。白夜書房は知っていたが、その元本のことは知らなかった私は、ダイナマイトで心中なんていう話が実話とは思わないで鑑賞していた。けれど、見ている途中でどうやら実話らし…

「アイリッシュマン」をみてきた

スコセッシはとても苦手な監督。でも、デニーロとアルの共演というだけで、どんな映画であろうと行って後悔はしないだろう、と思ってでかけた。 これ独自で面白い映画なのかどうかはよくわからないけれど、これまで何十年、上映リアルタイムで見てきたさまざ…

心中天網島

「心中天の網島」通し狂言だったので観にでかけた。最後の、橋めぐりシーンのためにバタバタと舞台仕掛けが変わるところが好きだ。ぬっとあらわれる天満橋はさすがに大きかったりする。そういうわけなので冒頭の「河庄」のところだけなどの公演ではぜんぜん…