こぐらす日記

ここは思いついたことをただ呟くところで話バラバラ気分次第

コロナ下、髪が伸びた。

 髪を切りに行っていない。コロナ下になってから、ずっと伸ばしっぱなしだ。もともと、美容院が好きではないところに、感染しそう?という淡い思いが重なり、そうして、髪が伸びたからって実質どうってことはないので、気が付いたら腰くらいの長さになっている。これはすごい。

 髪が伸びまくってしまうことはこれまでにも何度もあるのだが、2年半?切らないのははじめてだと思う。伸びまくると必ず、伸びたね、伸びたね、と言われるのが、いつでもちょっと煩わしいのだが、今回は、あまり人に会うこともない状況なので、まあまあなんとか平穏だ。

 昔はとても髪が多かったので、伸びると洗髪も大変だったが、今はそうでもないくらいに髪が減った。最初、減ってるなあと思った頃は、「女でもサイアクハげるかも」と焦り、マッサージ等の対策をとったものだが、ぼちぼちと、まあ急速にはハげないだろうとわかってきたので、もうあまり気にしていない。

 

 美容院がきらいなのは、美容師が話しかけるのがいやだから?と最近の世間の話題では予測されそうで、それも大いにあるが、しかしそれよりも、髪をどうこうするのにじっと長時間座っているのが苦痛というのが大きい。たとえば歯医者とかならいやでも行って座っておらざるを得ない状況なわけだが、髪をどうこうというのは、自分としてはどうでもいいことなので、それで苦痛なのだと思う。

 それでも、全然行かないわけではなく、行って切ることはあるのは何故かというと、世間でそういうことになっているからだろうなと思う。髪を適度な長さや形に整えるのが真っ当な人間であるということに、なっているのだ、世間では。

 伸びましたねえ、と言ってくる人の顔にはたいてい「いいかげん切りに行けよ」と書いてある。それでどうもその世間に合わせてしまうわけなのだ、私ていどの人間は。

 このあいだツイッターで、オードリータンなど天才には髪を伸ばしまくってしまっている人が多いという話題があった。その理由について、いろいろなコメントが上がっていたが、おそらく、天才には世間に合わせるという発想がまるでないからではないだろうか。

 このたびは、たまたまコロナのせいで、私のような者でも髪を伸ばしまくってしまっている状況を迎えている。